2018年10月13日(土)〜14日(日)ウインクあいち にて、第7回日本くすりと糖尿病学会学術集会がありました。
薬剤としては、やはりSGLT2阻害剤やDPP4阻害薬を中心に話されていたように思います。
その中でも、印象に残ったのが「臨床医からみたSGLT2阻害薬の違い」でした。
講演内容は、様々な試験でのアウトカムのみならず、構造式に基づいた分類やADME(吸収・分布・代謝・排泄)に基づいた比較についてなどを話されていたのが印象的でした。
SGLT2阻害剤のクラス分け(案)として
構造式に基づき、
複素環:イプラグリフロジン、カナグリフロジン
単素環:エンパグリフロジン、ダパグリフロジン
修飾糖:トホグリフロジン、ルセオグリフロジン
に分類し、代謝・排泄経路やSGLTへの選択性などをみて違いを解説してくださいました。
薬剤師は医師と異なる観点から薬剤について考える必要があります。この講演ではその一助となる薬剤の見方について学べたように思います。
今後Pharmacy Achにおいて、今回の学会内容も踏まえ、糖尿病治療薬についても作成していきたいと計画しています。
第8回日本くすりと糖尿病学会学術集会は、札幌コンベンションセンターにて開催予定とのことです。また新たな内容を学べる機会になることを期待しています。