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第12回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2018

2018年10月20日~21日にアクトシティ浜松において第12回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2018が開催されました。

なかでも関心があったのは、
「よくわかる 低栄養患者への腎臓病薬物療法 ~病態と輸液管理を中心に~」です。
今までは、透析患者と言えばリンやカリウムなど身体に過剰な電解質等が過剰になることを透析や薬物療法、食事療法等を実施して防ぐことが中心でしたが、高齢化等による食事摂取量の低下で低栄養患者が増えてきています。
低栄養はフレイルやサルコペニアにも関与しており、高齢化社会において重要なテーマとなります。

透析患者では
エネルギー:30~35kcal/kg/day
タンパク質:0.9~1.2g/kg/day
といったように様々な栄養に関する制限の他、水分制限もあり輸液管理が難しくなります。
このため、TPNキット製剤では水分500mL以上入れなければアミノ酸投与不足になる可能性が高くなり、 70%ブドウ糖液の採用がない限り、水分コントロールが困難な処方となるケースが多くなるとのことでした。
また腎不全用アミノ酸輸液は通常のアミノ酸輸液に比べ濃度が低いため、必要量のアミノ酸を投与しようとすると水分量も多くなってしまうというケースが出て来るため、透析患者だからと、腎不全用アミノ酸製剤を用いるというのは誤った使い方ではないかとの話しでした。
またアミノ酸製剤は約20%弱、透析で除去されることを念頭に置き、投与量を調節する必要があるとのことでした。

透析患者といえば、ハイカリックRFやキドミンといった製剤をすぐ思い浮かべてしまいますが、やはり患者にあった処方を検討していく必要があると考えられます。しかしながら、通常のアミノ酸製剤は、腎機能低下患者には禁忌であり、このあたりとの兼ね合いも考慮する必要があると思われます。

第13回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会 2019は、平田 純生先生のお膝元である熊本県の熊本城ホールで開催されます。2019年11月15日(金)、16日(土)、17日(日)と学会初の3日間開催ということで、内容にも期待できそうです。次回の学術集会も是非行ってみたいと考えています。

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